[レポート] D-4 全メンバーが責任を持って、最短時間で最大のユーザー価値を提供するためのプロダクト開発と組織 – プロダクトマネージャーカンファレンス2022 #pmconf2022

[レポート] D-4 全メンバーが責任を持って、最短時間で最大のユーザー価値を提供するためのプロダクト開発と組織 – プロダクトマネージャーカンファレンス2022 #pmconf2022

Clock Icon2022.11.27

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

2022年11月02日(水)、プロダクトマネジメントに携わる人たちが共に学び、切磋琢磨するイベント『プロダクトマネージャーカンファレンス2022』がオンライン形式で開催されました。

当エントリでは、ブレイクアウトセッション『全メンバーが責任を持って、最短時間で最大のユーザー価値を提供するためのプロダクト開発と組織』の参加(視聴)レポートをお届けします。

目次

 

セッション概要

セッション概要は以下の通りです。

[タイトル]
全メンバーが責任を持って、最短時間で最大のユーザー価値を提供するためのプロダクト開発と組織

[登壇者]
・三島 和人氏(株式会社Gaudiy / PdM)

[セッション概要]
プロダクト開発を進めるにあたって、全メンバー間で 「なぜ作るのか」「何を持って成功とするのか」「将来的にどうなるのか」 などについての共通認識を取れている組織は少ないと思います。そして、これが1要因となって、最短時間で最大のユーザー価値(アウトカム)を提供できないことは多々あると思います。

Gaudiyが掲げる『DAO組織』は、全メンバーが責任を持ってアウトカムを意識できる状態を生み出しています。この開発組織に至るまでの戦略的な変遷と、なぜアウトカムを最大化することができているのかについて、実際のプロダクト開発の話を交えてお話しします。

(※以上、公式サイトより引用)

セッションレポート

Gaudiyとは

  • Web3とエンタメを掛け合わせグローバルに挑戦する、日本発のWeb3スタートアップ
  • プロダクト:Gaudiy Fanlink
    • 多種多様なドメインを扱う
    • エンタメ業界を代表する企業に提供
    • VISION:ファン国家を創る
  • アウトプット最大化、アウトカム最大化

アウトカム最大化のための大きな変更

  • 最大化のためには開発組織を大きく変え、それに併せた開発プロセスを整える必要がある

1.アウトカム最大のための開発組織

  • これまでに2度大きな変化があった
    • ローンチ期:2021年前半(がむしゃらにプロダクトを作る開発組織)
    • 戦略的にSLG(Sales-Led Growt)での開発を行う(クライアントニーズに合わせた開発)
    • 課題
      • 「SaaSとしての急成長」に備えた地盤を整えることが出来ていなかった
      • 人数が増えてきてPOが全てを管理することは出来なくなっていた
    • 2021年前半〜2022年07月(地盤を整えるための開発組織)
    • フロントエンドエンジニア中心の機能開発チームとバックエンドエンジニアが中心の基盤開発チームに分かれる
    • 課題
      • 仕様策定者のPOとデザイナーのリソースが足りない、かつコミュニケーションパスを減らすために社内受託的な開発が行われてしまっていた
      • チームがアウトカムに責任を持たなくていい(持ちにくい)状態だったため、最大のアウトカムを出すことが出来ていなかった
  • チームにタスク完結性がある(チームがそのタスクにおいて最初から最後まで担うことが出来る)状態へ
    • チームが意思決定権を有している
    • チームがアウトカムに責任を持てる
  • 現在の組織体制:アジリティ高く、タスク完結性を持って遂行可能な開発組織
    • 仕様策定/リリース/検証の責任を一貫して担えるクロスファンクショナルなチームに移行
    • 開発組織の変遷については下記資料に詳細あり。

2.アウトカム最大化のための開発プロセス

  • チームがアウトカムにより責任を持てる状態作り
  • POは作りたい体験の優先順位を決め、チームは最大のアウトカムを追う
    • 各方面からのオポチュニティアイテムを一言管理
    • POが優先順位を定めて各チームに割り振る(この時点での仕様詳細度はかなり低い状態)
    • 各チケットのステータスは大きく3つに分けて進捗を管理
    • デュアルトラックアジャイルの導入
    • In Discoveryで不確実性を下げ、仮説を明確にする
    • In Discoveryできちんとしたプロダクトを作り、効果検証を行う

開発具体例

  • オポチュニティを集める
    • 各方面からのオポチュニティアイテムが集まる
    • 毎週の定例でそのアイテムについて共有
  • アイテムを各チームに割り当てる
    • 以下4つの要素からスコアを算出し、Discovery(不確実性解消)の優先順位を決定
    • 影響力、インパクト
    • 信頼度
    • 容易性
    • 緊急
  • デュアルトラックアジャイルの実行
  • 特定のNFT所有を持っているユーザーとして、限定チャットルームに参加出来る
  • ユーザーとしてクイズを作成/回答出来る
  • 補足:High IntegrityなCommitmentのために
  • 開発体制とプロセス変更の結果
    • 良い効果と新たな課題
  • 総括
    • アウトカム最大化が出来ていない組織
    • →タスク完結性がある状態が必要
    • →開発組織とプロセスをアップデート
    • →アウトプット最大化、アウトカム最大化

今後のアップデート 

  • 2ヶ月前に語った今後のアップデート予想...
  • 本格始動するアップデート

 

まとめ

という訳で、プロダクトマネージャーカンファレンス2022のセッション『全メンバーが責任を持って、最短時間で最大のユーザー価値を提供するためのプロダクト開発と組織』の視聴レポートでした。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.